今回はUnityで使われるToonシェーダーについて解説します。
比較としてLitやUnlitシェーダーについての紹介もします。
LitシェーダーとUnlitシェーダー
Unityのシェーダーは、大まかにLitとUnlitの二つに分類されます。
Toonシェーダーにはどちらの性質をもったものもあります。
まずはそれらについての知識が前提となるので、これから簡単に説明します。
Litシェーダー
Litシェーダーはシーン内の光源の影響を受けるという特徴があります。
UnityのデフォルトのシェーダーはLitシェーダーです。
写実的な描写や光源を用いた演出をしたいときには、Litシェーダーが推奨されます。
一方で、アニメ調のモデルは少し違和感のある描写になってしまうことも多いです。
Unlitシェーダー
Unlitシェーダーはシーン内の光源の影響を受けないという特徴があります。
ライティングによる計算が行われないため、低負荷です。
そのため、ローエンドのハードウェアを対象とした開発に向いています。
また、アニメ調のモデルでも余計な影が入りません。
Toonシェーダー
Toonシェーダーは手描きのアニメのような表現ができるのが特徴です。
前述したとおり、外部の光源を参照するものとしないものがあります。
例えば、UTS(ユニティちゃんトゥーンシェーダー)やMToonなどは外部の光源を参照します。
しかし、これは物理ベースのレンダリングに基づいておらず、正確な光の計算は行われていません。
外部の光源を参照しつつ、独自の光の計算を行っているのです。
そのため、アニメ調の表現をしつつ、同時に影を表現することもできます。

まとめ
今回はToonシェーダーについて、LitやUnlitの紹介を含めて解説しました。
Toonシェーダーは様々なパラメータを変えることで、豊かな表現が可能になります。
ぜひ、利用してみてください。
より具体的に知りたい方は以下のページがおすすめです。
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