今回はUnityのビルトインで使われるマテリアルをURPやHDRPで使えるように変換する方法について解説します。
シェーダーを変えるだけだとうまくいかないので注意です。
解決したいこと
URPやHDRPのプロジェクトに、外部のテクスチャー付きモデルをインポートします。

すると、マテリアルがうまく表示されません。
これを解決する方法をこれから説明します。
URPのマテリアルに変換
まずは、ウィンドウ>レンダリング>レンダーパイプラインコンバーターをクリックします。

つぎに、Convert Built-in to 2D(URP)をBuilt-in to URPに変更します。

つぎに、Material Upgradeにチェックを入れて、Initialize Convertersをクリックします。
Material Upgradeにリストが表示されたら、すべてにチェックが入っていることを確認します。
最後に、Convert Assetsをクリックします。

これによって、URPでマテリアルが正常に表示されます。

HDRPのマテリアルに変換
まず、HDRP用に変換したいマテリアルを選択します。
つぎに、ウィンドウ>レンダリング>HDRPウィザードをクリックします。

最後に、選択したビルトインマテリアルをHDRPに変換をクリックします。

これによって、HDRPでマテリアルが正常に表示されます。

まとめ
今回はURPとHDRPのそれぞれのマテリアルに変換する方法について解説しました。
元がStanderd Shader以外のものや、アルファ部分を含むものでは、さらに別の作業が必要かもしれません。
アルファ部分の透過に関しては、過去の記事で紹介しています。

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お疲れさまでした。
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